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星を無効星を無効星を無効星を無効星を無効
 

 

“行為する者にとって、行為せざる者は最も過酷な批判者である。”

 

ー福沢諭吉ー

 

【読了目安タイム】

1〜2分

 

【本の概要】

 

「ワタミ」で鍛えられ、外資系コンサル会社で学んだ、最適ワーク・ライフ・バランスのつくりかた。一人の落ちこぼれOLは、「朝4時起き」を習慣化したとたん、仕事もプライベートも充実した新しい人生を突き進み始めた。(アマゾン内容から)

 

 

【重要ポイント】

 

1.朝起きるときは、早くても遅くても、誰でも眠い

 

 

二度寝の誘惑、よくわかります。でも、よく考えてみてください。二度寝しても、結局起きるつらさは変わらないのです。変わらないどころか2倍になります。誰でもつらい、起きる行為を1日に二度繰り返すくらいなら、一度ですませたほうがいいに決まっています。(p25)

 

◆二度寝の"一時的な気持ちよさ"を知っているからこそ思わず「あと5分…」となる人も多いのではないだろうか。著者が仰ることに補足するならば、「起きるつらさ」よりも、「起きれなかったつらさ」の方が多くの方々のその後のパフォーマンスに支障をきたすのである。学生や社会人を例にあげると、電車の乗り遅れ、学校(会社)への遅刻、先生(上司)からの注意、課題(書類)忘れ・・・などだろう。ただ、この二度寝から目覚めた時間帯によって状況は変わるのはもちろんだが、つまり、その後の"継続的な気持ち悪さ"を無くすために二度寝は辞めた方が良いのだ。

 

 

.早起きできた自分にごほうび大作

 

 

 

1週間続けて朝4時起きできたら、ちょっと贅沢なエステを奮発したり、美味しいワインを開けたりと、小さな目標を達成するごとに自分にごほうびをあげましょう。このように目の前にニンジンをぶら下げると、早起きの原動力になります。(p40)

 

まず、一週間続く人がどれほどいるだろうか。これが学校の校則ならば・・・まだ少ない気が。。これが会社の規則ならば・・・割と多くなる気が。。だが、もし「一週間続けて朝4時起きしなければ、罰金◯億円もしくは◯刑」という罰則が国の法律で決められていたならば、もの凄く多くの方が実行する(せざるを得ない?)のではないだろうか。つまり、"甘いごほうび"も効果はあるが、意思が弱い人にとっては"大切な何かを失う環境"を用意し、"大切な何かを失わなかった"を"苦いごほうび"として自分にプレゼントした方が効果があるのかもしれない。もちろん本気でやる覚悟がある前提で。

 

 

3.6~8時間睡眠があらゆる人に適しているわけではない

 

 

 

朝4時起きは素晴らしい。でも、朝4時起きじゃなくても大丈夫。こう書くと、矛盾しているように思われるかもしれませんが、私は誰に対しても「朝4時起きは素晴らしい!」と強調するつもりはありません。なぜなら、人間の生活パターン、体質、体調、性格などによって、最適な睡眠量は違うからです。人それぞれの早起きのスタイルを探り、早起き生活の手助けをすることが、この本の目的なのです。(p44)

 

正直、私は「朝4時起きは早すぎる」と当初は感じた。いや、今でも感じている。あなたもそう感じているだろう。ただ、著者が仰る通り、万人全てに当てはまることはない。読者のあなたに伝えたい事は「朝4時起き」の"強要"ではない。「朝4時起き」の"教養"なのだ。実践してみた人はその意味が分かるのではないだろうか。その理由だが、この項目ではお伝えしない。

 

 

4.朝4時起きに失敗しても、6時前

 

 

 

朝4時起きしようと思っていたのに、たとえば「あと10分……」を10回繰り返してしまったとします。それでも、まだ5時40分。

 〜中略〜

いつも7時や8時に起きている人にとっては、6時前に起きられたらだいぶ充実度が違うと思います。だからだまされたと思って、朝4時起きに挑戦してみましょう。そして一番大事なのは、早起きに失敗しても自分を責めないことです。(p48、49)

 

◆「あと10分……」のくだりで何度寝にあたるかを考えるのは辞めるが、つまり、「朝4時起き」という"自己宣言をし、実践し始めた新たな生活"と"自己宣言をせず、実践しない普段の生活"とではスタート地点が違うのだ。せっかく手にした本である。試した方が良い。この「朝4時起き」における失敗に関しては失敗を"失敗"として認めず、"成功の原因分析ネタ"と捉えればあなたの「朝4時起き」における失敗なんて存在しないのだから。 まずは目覚ましセットからスタートしてみては。

 

 

 

5.お酒を飲んでも気にしない

 

 

じつは、私はあまりに夜遅くまで飲んだ翌日は、朝4時起きはしていません。なぜならば、朝4時起きは目的ではなく、あくまで手段だからです。飲み会の翌日、フラフラなのに、かたくなに朝4時起きしてその日の仕事に支障をきたす、などということになったら社会人として失格。本末転倒です。飲み会の次の日は朝5時半起きに変更、土日は7時起きに変更などとフレキシブルに対応するのが、朝4時起きを長く続けるコツでもあるのです。(p50)

 

◆ここに関しては、未成年の学生が「そうか、うんうん。」と納得されると、思わずツッコミたくなるのだが・・・それはさておき。つまり、前日の夜にやむを得ず外せない予定があり、「朝4時起き」により睡眠時間の確保が難しくなった場合は、"短期的な成功"よりも"中長期的な成功"を追い求めよ、ということだろう。個人的にはそれでも徹底的に目標は達成し、やりきる人が好きだ。自分の事は棚に置いて発言しているが。

 

 

6.朝の掃除から学んだ、自分を「ロボット化」する技術

 

 

私に足りないのは、当たり前のことを、当たり前のように徹底して、何も考えなくても無意識にできるようになることだ!と、その言葉でようやく悟ったのです。自分があたかもロボットのようになって徹底的にやる、という経験は、その後の間違いのない仕事ぶりにつながっていきました。(p124)

 

◆「その言葉」についてはご自身でご確認を。ここで著者は「朝4時起き」に関する内容よりも人生においてシンプルかつ大切なことを著者は仰っている。「当たり前のことを、当たり前のように徹底して、何も考えなくても無意識できるようになること」。これほど、シンプルかつ簡単そうな・・・けど、難しいことはなかなか存在しない。話が派生するがこの「当たり前」の認識があなたと周りの友達や上司、家族などとでは違う可能性が高い。この時、大切なことはやはり「コミュニケーション」である。過去にこのような記事も書いてあるので後ほどご一読を。よくあるトラブルはこの「当たり前」の認識の違いから生まれているのも事実。「当たり前」という言葉から派生したが、"認識の擦り合わせの大切さ"もここから気づいてほしい。

 

 

 

7.朝の時間を大切にすると、「相手の時間に対する敬意」を払える

 

 

 

自分の時間価値を最大化するためには、そのための戦略をじっくり練らなければいけません。そのための最適な時間が、朝の時間だと私は思っています。なぜならば、朝は相手の時間を使う必要がないからです。時間というのは、命を削って生まれるものだと思います。私たちは普段気にせずに、何気なく過ごしていますが、よく考えると「死ぬ」ことに向かって進んでいるのです。そう考えると、相手との約束に遅刻することは、本当に怖いことだと思います。自分のせいで、相手の貴重な時間を奪っていることになるからです。

 〜中略〜

朝の時間は、タイムプレッシャーで1分1秒にシビアになることができます。朝の自分の時間で最大限の準備をするのです。さらに、1人で集中して考えることができる分、相手の貴重な時間を費やすことを最小限に減らせます。(p137、138) 

 

◆ここに関しては著者の仰る通りである。個人的にはこの部分が一番響いたが、あなたはどうだろうか。お気軽に感想をコメント欄やOutput読書の公式Twitterまでどうぞ。

  

  

【感想】

 

◆実はプロローグにこんなことが書いてある。

 

この本は、「誰でも簡単に朝4時起きができます」という、絶対的なコツを教えるような夢の本ではありません。私自身のさまざまな体験や情報から得た知識を組み合わせて検証、構築した早起きメソッドも紹介していますが、それも強固な意志があってこそ続けられるものなのです。その点、単なるお気軽ノウハウ本とも違います。この本は、「早起きが簡単にできる本」ではなく、「早起きしてできた自由な時間と少しの自信で、どうやって夢を実現させていくかを決めるための本」です。つまり、あなたの有限な時間を思いっきり有意義に使うための手段として「朝4時起き」のライフスタイルを紹介する本なのです。

 

このような本のタイトルを書店やサイトで見かけると、

 

「あ、早起きかぁ。何回か挑戦したけど挫折したっけ。でも、今度こそ・・」

 

という思いで読んでみたくなるのではないだろうか。ただ、この本は「早起きするためのノウハウ」、つまり「早起きをするのが目的」ではなく、

 

「「何のために早起きをするのか」を考え、早起きすることで生まれる”自分だけの時間”を”本気でどう活用したいのか”」を見つめ直す著書だ。

 

ただ、「早起き」という多くの方が「実践しづらい、継続しづらい」ことなので致し方ないことだとは思うが、精神論および承認欲求が強い印象を受けたのも事実である。

 

それでも、記事にしてオススメしたい理由としては、私自身もこの本を手にして、読み、実践する中で

 

「23時以内に就寝、5時起き」

 

という習慣が出来、役に立ったからである。これが「朝4時起き」を実践して得られた"教養"である。

読書は読んで終わり、知識は聴いて終わりではない。

 

「知行合一(ちこうごういつ)」

 

の大切さをあなたにもぜひ気づいてほしい。

 

 

【アマゾンレビューへの一言】

 

◆下記のレビューはたしかに共感した。100%「すべてがうまく回りだす!」とは言えない。ただ、レビューの方も認識済みだと思うが、本のタイトルは”キャッチーさ(読者に注目してもらうこと)”が大切なためこのようなタイトルにしていたはず。

 

「タイトルは素晴らしい。この本を買えば何か解決してくれそうに錯覚するが、結局、浮かび上がるのは、田舎出の女の子が、都会で人並み+α、頑張った姿に過ぎず、具体的な成果らしきもの=すべてがうまく回りだす!というほどのものはない。~省略~」

 

【書籍情報】

 

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!

 

 

 

満足度:☆☆☆  付箋数:18

 

 

タイトル: 「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!

 

著者: 池田千恵(いけだ ちえ)

 

出版社: 株式会社マガジンハウス

 

ページ数: 220ページ