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星を無効星を無効星を無効星を無効星を無効
 

「それはつまり1%の人がしていることか・・・」

 

なんでしょう。右の画像は寒さを吹き飛ばすために選んだ。関係ないが。さて、今回は゛コツ〟がテーマ。あなたが何気なく行っている行為は、実は他人から見たら目からうろこの可能性がある。「そんな当たり前だと思っていたのに」そういうことって意外とあるもの。まだ出会えてない゛コツ〟を一緒に探しに行こう。

 



 

【本の概要】

まじめにやっているのになぜか報われない……そんな人は、その「やり方」を見直す必要があるかもしれません。まじめさとパフォーマンスは決して正比例ではありません。悪い意味で「まじめ」すぎると、パフォーマンスは逆に下がるのです。デキる人とは、このまじめの「力のかけかた」を知っています。そこにはちょっとしたコツがあります。このコツを知っているか知らないかは、あなたのパフォーマンスをとても大きく左右します。実は99%の人がしていない、ちょっとした、でも効果絶大な仕事のコツを、本書では紹介していきます。読後すぐ実行いただければ、突然、そして飛躍的に仕事がうまくいくことに、あなた自身、驚くでしょう。(アマゾン内容紹介より一部引用)

【重要ポイント】

●1.「3分ください」を口ぐせにする

この方法をとることで、上司は必要な時間がわかりますから、圧倒的にあなたを受け入れやすい態勢が整います。(p23)

◆「(仕事の件で上司にどうしても相談したい。しかし、どうやら忙しそうだ。どうする。)」そんなとき、あなたは相手を慮って、数分で解決できる案件さえも後回しになる。それでは仕事の効率が落ちる。そこで、この「3分ください」は役に立つ。ホウレンソウは常識であるが、ときとして、ままならないことがある。このフレーズを意識して、勇気をだして相談してみよう。

◆口ぐせは案外自分では気づかないものだ。友人が私の口ぐせをものまねしたことがあるが、そのとき、自分の口ぐせに気づいたことがある。面白い発見だ。「すごい」がどうやら一番多いらしい。次いで、「たしかに」。これはあなたも多いのでは。口ぐせでマイナス発言を無意識にしていることがある。これは相手からみたら一目瞭然なのだが、人に言われなければ気づかないことが多い。一度、友人にでもあなたの口ぐせを聞いてみてはいかが?

●2.「とりあえず」ではなく「まず」と言ってみる

「『まず』と言い換えてみろ。そうしたら『次に』という言葉が続くはずだ」(p30)

◆他にも「取り急ぎ」や「適当に」など、普段何気なく発している言葉にも使い方に注意しなければならない。この「まず」という言葉は常に次のステップを意識しているわけだ。たしかに・・・いや・・なるほど。私には仲がよい5人の友達がいる。5人のなかで「とりあえず」をよく使うのは私とAだ。私もAも「まず」より「とりあえず」が口ぐせのため、旅行の計画をたてる場合でも、「とりあえず」ではじまった計画案は、よくはじかれた。というのも「とりあえず」であるから具体的な行動につながりにくいのだ。結局、「まず」をよく使うBの発言により、うまく計画がすすむ。Bの性格は口ぐせからもわかるということか。

◆本書のこの引用文は心に響いた。「とりあえず」という言葉が出そうになったとき、グッとこらえて「まず」ということにしよう。そうすれば、もっと具体的に行動をとることができるはずだ。あなたも「まず」を使おう。「まず」を。

●3.「目的」と「ゴール」を事前に共有する

会議の「目的」と「ゴール」が事前に参加者に共有されていないなら、会議を開くべきではありません。繰り返しになりますが、会議は事前準備がとても大切なのです。(p41)

◆「目的」と「ゴール」に違いはあるのか?著者は次のように定義している。目的=最終的に実現すること。ゴール=目的が実現できている状態を測る基準。例えば、「目的」は「最新の売上状況を確認し、目標達成のために必要な対策を取ること」とする。この会議における「ゴール」は次の3つ。①前週末の売上高と目標との差額の確認②目標未達成の場合、問題と対応策の確認③次週までの主な行動計画の確認。これらが、共有されていないと、参加者が独自のイメージで会議に参加し、話題が脱線する場合がある。

◆無駄な会議はこれまで多く経験してきた。要件が少ないと、せっかく集まったメンバーで時間つぶししたくなるものらしい。私は、それより、用がすんだら早く、自分のやりたいことを優先したいほうだ。もちろん、空気を読んでその場にいることが多いが。あなたはどうだろう。

●4.四角を使い分ける

内容に応じ、こうした図がかもし出す、細かい効果にも配慮して的確に使い分けることで、信頼度の高い資料にすることが可能です。(p104)

◆図を作る際に使えるコツを紹介している。それはカド丸(四角形だがカドが丸くなっているオブジェクト)と通常の四角の使い分けだ。カド丸には漢とした内容、未確定な要素が多い内容を表示するのに適する。四角は確定事項や明確な主張のある内容を表示するのに適する。イメージがわくだろうか?私としてはこれまで直感でなんとなく資料を作成してきた。「今日はこの丸みをおびたやつで囲もう」特に意味はなく。その日の気分で。どうやら、これからは意図をもって作成していこう。

◆ちなみに、アップルのiphoneを見て気がついたことはないだろうか?そう。あれもカド丸。どうやらカド丸は脳にやさしいらしい。そして、ジョブズはカド丸の長方形をリクエストし、カド丸の長方形にはフレンドリーでどこにでもあるものだとした。安心したイメージをカド丸を通してiphoneは伝えているのだ。ありがとうジョブズ。

●5.オフィスでは真ん中を歩く

このコース取りを、出勤時だけでなく、すべての移動で心がけるだけで、仕事の成果とスピードは、実は大きく変わるのです。(p119)

◆とにかく状況把握を心がけること。オフィスの真ん中を歩けば自然と目が合うひとが増えるわけだ。そこで、気軽に会話しながら仕事を前に進める機会に変える。また、実際に会話をしなくても、オフィス机を見れば状況がよくわかる。「あれ、この人こんな本読んでいるのか。今度、本の感想でも聞いてみるか」と。あまり絡みたくない人もいるだろうが、それ以上にコミュニケーションの種、または、状況把握に役立つ。

◆あれは、高校生の頃。数学のテスト返しがあった。苗字の関係で最後の方に呼ばれる。周りはテスト用紙をもらうごとに、それぞれ感情表現を忘れない。大げさに声を出し喜ぶ自称クラスの人気男子。即行で用紙の右隅を三角折するプライド高き女子。歓喜の歌を歌いだす野球部員。「何点だった?」と声をかけても、目を細め悟りをひらき答えないぽっちゃり男子。小声で「シット。ホーリーシット。」ともらすクラスの人気女子。そんな中、私も呼ばれる。もちろん、教室の真ん中を歩きながら。「(70点・・46点・・76・・64・・56・・47・・・・・・なるほど・・)」と机においてある点をみて状況を把握する。オフィスとは違うが昔、すでに教室で実践していたのだ。そうして、テストが返却される。3点。「髪型変えました?」もうすでに交渉は始まっている。

●6.手が届くフライ玉は自分が捕る

こうした球を誰もが拾いに行くチームの雰囲気・一体感は魅力的です。多くのみなさんにぜひ経験していただきたいと思います。(p151)

◆フライを捕るべき人が明らかな場合、その人に声をかけて気づかせる。もし怠けていたら、捕りに行かせるアクションを取る。誰が捕るべきか明らかではない場合、迷わずあなたが取りに行く。後者はあなたに負担がかかることかもしれないが、作業が進み、経験・能力が向上し、チームからの信頼が集まるメリットがある。ポテンヒットによる仕事の失敗がいちばん情けない。積極的に行動しよう。

◆人に任せきりの人生だといつか自分が任されたとき辛いものだ。積極的に行動するとはなにも全力でやみくもに走り回ることではない。しっかりとした意図をもって全力で行動する。これが大切なことなのだ。あなたのアクションで状況は大きく変化しうる。頑張ろう。

●7.ピンチのときこそ教科書に立ち返る

トップリーダーや成功者と思える人に何か特別なことをやっていたり、天才的な能力があったりするのかと思って話を聞くと、むしろ拍子抜けするくらい基本を愚直に突き詰めています。(p194)

◆当たり前のことを当たり前にこなすことがどんなに難しいか、あなたに分かるのでは。だからこそ、成功者は口をそろえて基本の重要性を説くのである。達成したい目標が難しければ難しいほど、基本に忠実になるべき。そう、著者は言う。スポーツでも同じことが言える。最近、番組で浅田真央選手のトリプルアクセルが成功するまでの苦労話を特集していた。どうやら、トリプルアクセルが飛べなくなり、スランプになったらしい。そこで、コーチは一度、ダブルアクセルを重点的に練習させた。そして、結局、トリプルアクセルを成功することができた。つまり、あまりにトリプルアクセルを意識していたせいで、変なくせができてしまっていたのだ。ダブルアクセルを練習することが最高のパフォーマンスにつながった。このことからも基本の忠実が大切なのがわかる。

◆中には、基本ができずに成功する人もいるだろう。しかし、長続きしない。つまづいた時の対処法をしらないのである。その人にとって基本に戻ることは、応用みたいなものだ。その応用(基本)を練習して身に付いたとしても、これまでの手法は活かされないことが多い。これまでの手法が基本の延長戦上になく、まったく別のフィールドあるからだ。こんな余分な時間を過ごさないためにも、基本を正しく身につける努力が必要である。

【感想】

◆本書の表紙はブルーで真ん中に電源スイッチみたいなものがある。表紙のメッセージ性はまさにアイキャッチ画像と同意だ。どんな本の内容かある程度予想ができる。そのため、人が求めている本である場合、つい手をのばす。この「Output読書」サイトでも参考になる表紙だ。さて、本書のスタイルは見開きページにメッセージが書いてあり、その解説も書いてある。読者としては、読みやすい本のスタイルだ。内容はだれでも分かりやすく書かれた本であり、難しい言葉は出てこない。著者の読者への配慮がうかがえる。わりと当たり前と思えることが多いように感じたが、よく考えてみよう。当たり前…これこそが大切なのである。タイトルから、たった1%のコツとは何かと気になるが、結局、やはり基本が大切であり、私たちがしっかりと再認識しなさいよ、と教えてくれるものではないだろうか。

◆それでも、この1%のコツには意外と知らないものがある。会議の8分の1の法則、ポイントは〇つにする、「〇〇」と「××」の配分は何対何にする、〇〇を使う、「4つのH」を理解する、最後は「〇〇」と考えるなど。いろいろ紹介したいが、本の意味が無くなってしまう。読書スピードが遅い私でも、30分ほどで読める。なので何度も反復できる。本を読む時間がないと嘆くあなたでもすぐに読め、実践したくなる内容だ。ちょっとしたコツを知り、改めて基本を再認識してはどうだろう。

99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ

満足度:☆☆☆ 付箋数:26

タイトル: 99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ

著者: 河野英太郎

出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン

ページ数: 208

【編集後記】

「Output読書」というツイッターアカウントを取得した。もうすでにつぶやいている。こちらでは「Output読書」サイトの更新情報や本から良い文を引用して「Output読書」サイトの宣伝と本の魅力を伝えている。もし、興味があればフォローを。編集後記は多くの読者が何気に楽しみにしている部分だと聞いたことがある。魅力あるサイトにするためにも細かいところに気をつけていきたい。相手を思いやる配慮。大切だ。